注文住宅で窓を選択するときに、どの性能の窓をどんな形の窓を部屋のどこにどれだけつけたらいいか考えるのはとても難しいですよね。
この記事を読むと、まずはどんな性能の窓を選べば良いか、理由と共にわかります!
具体的な商品名・答えはタイトルに既に書いていますが…
窓の種類や配置についてはまた違う記事で扱っているのでそちらもご覧ください。
窓、性能の基本的な知識はあって具体的な商品とその理由について先に知りたい方はこちらから
窓の役割とは?
窓のイメージ
今まで生活をしていて”窓”に思いを馳せた事はあるでしょうか。
こう書くとやや大袈裟ですが、ハウスメーカーや工務店で注文住宅を検討している方は考えるタイミングはあると思います。
普段の生活では、窓から光を取り入れ、時には窓を開け放って心地良い風を浴びる良いイメージがあるかもしれません。
または冬になると窓に結露が発生し毎朝拭き取ったり、2階の子供部屋が西日でどうしようもなく暑くなるマイナスなイメージの方もいるかもしれません。
漠然とそんな印象の窓ですが、家の快適性や家自体のスペックにとっても影響する大事な要素であることを認識する必要があります!
特に注文住宅ではハウスメーカーに任せっぱなしにせずに、施主自ら積極的に知識を得て考えていく必要があります!
では窓の役割について整理してみましょう。
眺望・借景
出典:DAIWAHOUSE official site
窓は自宅にいながらにして外とつながる要素の1つです。
窓を取る位置によっては空を眺めたり、庭にで育てている木や植物を観察したり、自宅前の公園、2階や山の上からの景色では夜景が見えるかもしれません。
どの位置にどのくらいの大きさの窓を取るのかは家で気持ちよく過ごすためにとても重要になります。
採光
通風・換気
眺望・採光はFIX窓などでも可能で、開閉機能の有無は直接問題にはなりませんが、通風・換気をするには開閉できる必要があります。
一般的な引き違い窓や、縦すべり窓・横滑り窓
上記大きく3つの目的だけを意識して窓を多く、場所を気にせず増やすと起きてくるのが断熱性能に関する問題です!
窓の種類
メーカーの違い
大きく2大メーカーがシェアを占めています。
1.YKK AP
YKK APのなかで樹脂窓(複層・ペアガラス)の商品は主にAPW330 になります。
出典:YKK AP 公式ホームページ
2.LIXIL(TOSTEM)
こちらも様々な性能の窓がありますが、
樹脂窓の商品はLIXIL 樹脂窓EW(複層・ペアとトリプルがある) がメイン商品です。
出典:LIXIL 公式ホームページ
窓の種類・形の違い
単純な形の違いとして引き違い窓、FIX窓、縦すべり出し窓、横すべり出し窓、高所用窓、引き違いテラス戸など用途に応じて種類があります。
使う目的が明確ならこれらの適材適所についてはハウスメーカーや工務店がアドバイスをくれると思います。
ベースはお任せで、
・この場所は適宜換気したいので縦すべり出し窓で!
などこだわりたいポイントがあれば適宜変更しましょう。
窓の性能の違い
これがタイトルにも書いている主な内容ですが
窓には大きく「ガラス」「サッシ」(+「スペーサー」)の2つがあります。
「ガラス」
ガラスにはシングル(1枚)、ペアガラスor複層(2枚)、トリプルガラス(3枚)など選択肢があります。現実には、単層は論外で注文住宅では選択肢には入らないと思います。
より性能を求めるなら単層<複層・ペア<トリプルの順になります。
現実的にはオール複層・ペアか一部にトリプルを取り入れる、もしくは予算に余裕があればオールトリプルでも構いません。
それぞれメリット・デメリットはありますが詳細は下の記事で説明しています!
仮=窓:ガラスの種類とは
「サッシ」
ここがとても重要です!!
窓の大事な要素はガラスじゃないの?とイメージしがちですが、実はこのガラス周りのサッシが窓のすべて、ひいては家全体の性能を決めると言っても過言じゃないのです!
結論を言うと樹脂サッシが性能・コストパフォーマンスの点でもベストと考えられます!
「スペーサー」
主にガラス間に挟む部材のことで、ガラス間にスペースを作り、より断熱性能を上げています。
このスペーサーにも主にアルミと樹脂の選択肢があり、こちらも樹脂をお勧めします!
詳しくは別記事で説明いたします。
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